よく耳にする言葉「ｘ+ｙ＝…。こんなの大人になったら使わないよ！」
確かにそうかもしれません。大人になってそのような計算を使うのは、ごく一部の人に限られるでしょう。しかし、大人になるとそれまで勉強をしてきたかどうかは、その人の会話でだいたい理解できることが多いということも事実です。学んできた人は話し方に余裕があり、ボキャブラリーも豊富です。学ばなかった人はどこか自分に自信が持てないで、会話にも自信が持てないことが多いようです。

勉強は、自分の意識しないところで人生に大きな影響を与えています。勉強するということは、知識や教養を身につけるという意味だけではなく、人間としての「質」にも非常に影響してくると考えます。また、社会に出れば自分が全く興味のないことや勉強よりも嫌な場面はたくさんあります。しかし「嫌いだから、意味がないから…」と、そこから逃げることはできません。自分にとって必要･不必要に関わらず、求められることはたくさんあります。

困難に立ち向かえる人間になるという意味でも、勉強をするということはとても大切なことなのです。